スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

フルート300人の大合奏

港町神戸は、実はフルートのまちとして有名です

 

 

1985年以来、4年ごとに開催される「神戸国際フルートコンクール」は、フルートだけで定期的に開催されるコンクールとしては世界唯一のもの。これまでも数多くの逸材を世に送り出してきました。そのなかには現在ベルリンフィル首席として活躍しているエマニュエル・パユEmmanuel Pahud)もいるんです。彼は第二回優勝者でした。

 

その第9回目となる今年は、さらにスケールアップ。その名も

神戸国際フルート音楽祭〜音楽で楽しむ開港150年

として、コンクールだけではなくたくさんの楽しいイベントが展開されることになりました。

上の写真は、そのなかでもっとも大人数のフルート奏者が集結した「フルート300人の大合奏」の1シーンです。

 

本誌の求めに応じて、神戸市役所様と大丸神戸店(「こうべみせ」と読みます。詳しくはこちら)様のご協力を頂くことができて、会場全体を上から見下ろせる唯一のポイントをゲットしたカメラマン決死の一枚。普段は立ち入り禁止のところからの、身を挺しての撮影でした(カメラマン:戸江智文)。

 

合奏の指揮はNHK交響楽団首席フルート奏者の神田寛明さん(撮影:近藤大輔)。

「これだけ多くのフルート吹きを一度に見たのは初めて!」と、いつもは沈着冷静な神田サンも興奮気味。

《花は咲く》《すみれの花咲く頃》《ラデツキー行進曲》の3曲を演奏したのですが、ラストの《ラデツキー…》ではピッコロを取り出して演奏に参加。

 

 

かくて、神田サンも加えて総勢311名のフルート大合奏が神戸の午後に響き渡ったのでした…と、実に楽しくフルート祭最大の一般参加イベントが終了。

 

本当に素晴らしいお祭りではあるのですが、実はその裏に、主催者のみなさんには、ある「深い思い」があったのです。

そのあたりは次号7月10日発売号で!

浜松バンドクリニック。今年も収穫多かったです。

四万十町立大正中学校FARLY PITTA JAZZ ORCHESTRA&横浜音泉倶楽部

with清水康弘

 

今年も盛大に浜松バンドクリニック(日本吹奏楽指導者クリニック)が終わりました。写真は、小編成バンドの取り組み例のひとつとして紹介された、高知県四万十町立大正中学校FARLY PITTA JAZZ ORCHESTRAのみなさんと、指導に当たった清水康弘さん&横浜音泉倶楽部のみなさん。

 

少子化の波の中で、通常の吹奏楽編成が組みにくくなるなかでの生徒との葛藤や、そこからビッグバンド編成への変更を経てバンド活動が再生するまでを赤裸々に語ってくれた近澤先生の熱いトークに感動。

 

さらに、ウインズスコアの素材を使って、ジャズには不慣れな子供達を短期間で活き活きとしたジャズマンに変身させた清水さんの指導方法も、意外に面白かったです。よくある「なんちゃって」ではなく、本質を的確にとらえた指導だったんだな、ということが短時間の発表からもよくわかりました。

 

今回のクリニックでも数多くの情報をゲットしましたが、数多くの名曲・名編曲と出会えたことがなによりかな。このあたり、次号でしっかりお伝えします。

 

あ、あと地元浜松で活躍するチューバ奏者・土屋史人さん率いる浜松聖星高等学校(旧 海の星高等学校)の新しい姿に出会えたのもうれしかった!写真は、今年入った新入生男子たちと、当日客演指揮した大井剛史さんとの記念写真。初めての男子諸君、女子ばっかだといろいろ大変だろうけど(実体験あり 汗)がんばれ!

ちょっとゴールデンウィーク中の出来事を軽くおさらい!

シモクラドリームコンサート、ラフォルジュルネ、音の輪、そして…

 

 

ゴールデンウィークも終わり、すでにすべて通常営業なんですが、次号につながるネタが多いんで備忘録的に書いときます。

写真は、5月3-5日に開催されたシモクラ恒例ドリームコンサートのトリを飾ったトルヴェール・クヮルテットの演奏。

いつもここに笑顔でいるはずの新井靖志さんの姿がなく(昨年9月に急逝)お弟子さんである神保佳祐さん(テナーサックス・右)が代奏として熱演する姿に思わず涙したり…

 

 

オートクチュールサックスカルテットの凄い演奏&演出に驚いたり(写真は、彼らがいじりまくっていたお客様のYさんとの記念写真)そんなことをしながら「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017」にもこっそりかけつけ、そこで挾間美帆さんがシエナウインドオーケストラのコンポーザー・イン・レジデンス、つまり「座付作曲家」になったことに驚いたり…

 

ゴールデンウィークも押し詰まった5月6日には川崎で開催された「音の輪」コンサートで、いわゆる「寄せ集め」(失礼!)形式の合奏形態なのに、実になんともまとまりのよい表現力あふれる演奏(特に作曲者ジェームス・バーンズさん自身が指揮した交響曲第三番!)に感動したり…

 

まあ、ともあくいろいろ感動しまくっていたわけです。

 

しかし感動はまだ終わらない。実はこの感動の嵐のさなかにゲットしたCDが凄かったんだ。

 

それらについては鎌倉エフエム「バンドライフタイム」でこれから毎週喋ります!聴いてね!

毎週土曜日午後5時から、サイマルラジオで全国ドコからでも聴けます!

 

 

本誌クラリネット特集が聴ける!

18世紀のアルトシャリュモー、20世紀のザビーネ・マイヤー

そして21世紀のクラ吹きが語る「オーバークライナー」の魅力を鎌倉エフエムで!

 

写真はバンドライフ最新号p33に掲載されているアルトシャリュモー。

 

クラリネットの原型になったとされているシングルリード楽器です。

国立音楽大学出身のクラリネット奏者木原亜土さんのご協力で撮影したものです。

 

18世紀に開発された古楽器、ではあるんだけど、これはそのレプリカ。

つまりちゃんと使える状態なんです。

 

鎌倉エフエムで毎週土曜日午後5時から放送中の「BAND LIFE TIME」では、このところ本誌でも特集しているクラリネットを中心に展開しています。

 

名手ザビーネ・マイヤーの演奏を聴いたり、アルトシャリュモーの実際の音色を聴いたり、さらには木原さんがいま広めようとしている「オーバークライナー」の音楽を聴いたりします。

 

特に最後の「オーバークライナー」に注目(いや、注耳)。

オーバークライナーとは「クランスカ地方北部(上部)」という意味で、スロヴェニアのアウセニク兄弟が生み出した独特の軽やかな音楽…はい、軽音楽です。

 

ドイツ発祥のビール祭り「オクトーバーフェスト」にもぴったりのテイストの音楽、といえばそのイメージが伝わるかな?

 

伝統的民謡をもとにした魅力のメロディ&リズム、さまざまな管楽器の魅力が全面展開するスタイルは、まさに吹いて奏でて楽しませる、という吹奏楽の基本をおさえたもの。

 

まだ日本ではあまり知られていないこの音楽でもクラリネットが大活躍します。

たぶんラジオでこの音楽をまとめて聴けるのは珍しいんではないかな?

 

というわけで、5月の毎週土曜日午後5時からは鎌倉エフエムから耳が離せませんぜ。

 

電波が届かない?

 

いえいえ、インターネットサイマルラジオを使えば全国どこからでも聴けますよ。

 

あ、「聴ける」といえば、前回もお伝えしましたが本誌サウンドクラウドも楽しんでね!本誌付録楽譜3曲が聴けます!

1