2017.08.08 Tuesday
2017.03.27 Monday
アーティストモデルの秘密
彼女が手にしている楽器の名前です
写真は、福知山を応援する地域密着情報誌ラサンカの表紙。
モデルさんは、クラリネット奏者・吉田佐和子さん。
手にしているのは愛用しているヤマハSEアーティストモデル。
スチューデントモデルのクラリネットは樹脂製が多いけど、高級になるとグラナディラとかローズウッドとか、さまざまな木材で出来ている。もちろんこのSEアーティストモデルは、グラナディラ製。別名「アフリカンブラックウッド」とも呼ばれるようにアフリカ原産の樹木で、現地ではその果実をフルーツとして、ごく普通に食用にしているというから驚く。クラ吹きは、食べてみたいだろうね。俺も食べてみたいと思って調べてみたら、食べた経験者のブログを発見。ここです。
うーむ…あんまり美味しくなさそうな感じ(笑)
話を戻す。
この楽器、良ーく見ると楽器の金属部分がピンクゴールドにメッキされていてとてもきれいなんだけど、それ以上に見るべきところがある。
実は、普通のクラリネットはフランスで開発されたベーム式という方式のキー配列なんだけど、この楽器には通常のベーム式にはない低音補正のためのキーが標準装備されている(上の写真ではよく見えませんが)。それ自体ちょっと珍しいんだけど、今回クラリネット特集の取材で、そのキーの裏側に潜む特許をはじめて知りました。
そして、本誌ではヤマハのカタログにも出てない写真を初公開します。ご期待ください。
クラリネットの珍しいお話が満載の最新号は、4月10日発売予定。ご予約はお近くの書店・楽器店で!