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感動的な「ホンキ吹き」をとことん楽しみたい「仰げば尊し」

日本金メダルラッシュ…なのに、ちょっとここんところワタクシ夏バテ(汗

 

「仰げば尊し」がオリンピック休み中ですが、ちょっとした大ニュースを入手(駄洒落じゃないよ)。

 

これまでに《サンライズマーチ》や《エル・カミーノ・レアル》が番組内で演奏されましたが…なんとこれらは俳優さんたちご自身で演奏した音源が使用されたそうです。いろんな説が飛び交っているみたいだけど、信頼出来る筋からの確度の極めて高い情報ですので信じてね。

 

これはすごいことだよ。

 

 

実は放送前に広報さんから聞いていたのは「演奏姿は当てぶりで、音はちゃんとしたのを流します」ということだったのでした。

 

ちゃんとした、ってどういうこと?と聞いても、はっきりした返事がなかったのだけど、まあ「完成された音源」を用意しておくのは制作サイドとしては当然のこと。

 

ところがどっこい、現場では俳優さんたち(エキストラ含む)がそんな音源なんか流させるもんか!と総決起…したかどうかはともかく、音楽監督の山口れおさんの指導のもとでリアルにホンキ吹きして、ここまでの演奏シーンではその音源が採用になっていたのでした。さすが鉄壁の広報、美味しいネタは最後まで秘匿していたのか(笑)。

 

映画「スウィングガールズ」でも、俳優さんたちが全員リアルに吹いていたことが話題になり、それが大きな反響を巻き起こしました。それにも演奏指導として関わっていた山口れおさんが、今回の音楽監督。「仰げば…」の現場でも、俳優さんたちのハートをがっちりつかむ名指導者ぶりを発揮して、このような素晴らしい展開になったわけですね。

 

悪い子組のみなさんもどんどん楽器が上達していて、仮面ライダー鎧武もチューバを毎日練習しているそうです。佐野岳さんのことね。まじに、ドラマの設定通り持って帰る日もあるらしい。

 

そう、ドラマの設定通りのことが裏ではおきているらしくて、リアルにみんな「やった!俺たち、すげえ!」と叫んだり。

 

そんなホットな演奏が、いつまで楽しめるのか…これから番組も正念場、楽曲の難易度もどんどん上がります。用意された完成音源にスイッチされる日は、果たしていつか…本誌は、俳優さんたちのがんばりを応援したいね。最後まで吹き切って欲しい…と、切に思います…なんて言ってたら、俳優さんたちが全編ホンキ吹きしている感動的な映画「クハナ」の取材をして、またまた驚いてしまったのでした。

 

ちょっと長くなったので、その話はまた、改めて。しかしオリンピックもそうですが、驚きが続くアツい夏です。つかれるー(うれしいけど)

 

 

 

 

 

映画「青空エール」ドラマ「仰げば尊し」に共通する指導者像

映画「青空エール」試写会に先日行ってきました。

(2016年8月20日より全国ロードショー公開 ©2016「青空エール」製作委員会 ©河原和音/集英社)

 

これはすごい。上野樹里が「スウィングガールズ」「のだめカンタービレ」に続く楽器族映画(音楽や楽器が重要な役割を果たす映画を、私=バンドライフ編集長・榎本はそう呼んでいます)に出演するということで、「バンドライフ」第二号にも主演の土屋太鳳(たお)さんとともに登場してもらっています。

 

取材時はちょうど映画の中間部、主人公がトランペットを必死に練習するシーンの撮影でした。表紙に出ている髪型はその時のもので、冒頭の入学式のシーンは別の髪型。

 

短期間でよく伸びるもんだ…と、かつらの可能性を忘れて関心するほど自然な見え方で、感動的な台本がほぼ見事に映像化。

 

原作もたくさん涙がこぼれるシーンがあって、残念ながら映画にはそのほとんどは収録されていないんだけど、もうこれだけで充分。熱演につぐ熱演で、おじさんはホントにしびれたよー。

 

上野樹里もインタビューで言ってたけど、練習もっと真剣にやらなきゃ!と思うようになった。

 

この映画は本当にたくさんの楽器族に見て欲しい。年齢に関係なく、すべての楽器族に。吹奏楽じゃなくても、ビッグバンドでもオーケストラでも、一所懸命にアマチュアとして音楽に取り組んでいる人なら共感出来るシーンが盛り沢山。野球のシーンも、詳しくは判らないけどすごかった。それでも、見る人がみたら「あれは実際にはやらない」とか、あるんだろうか…

 

北海道から沖縄まで8月20日からロードショーだし。見るといいし。

 

ということで?忘れてならないTBS日曜劇場「仰げば尊し」も、この日曜日で早くも第四話。テンポよく悪い子組が全員吹奏楽部に入部して、ドラマ的には一段落した感があったけど、前回の最後で「樋熊」の身になにごとかが起きることが暗示されていた。

 

3ヶ月弱の番組だからテンポが速いのは当たり前だけど、毎回見どころ満載。で、こちらとしては業界のお約束で事前告知出来る部分は本当に少ないんですが、実際の撮影現場ではすでに俳優さんたちはすっかり楽器や、吹奏楽の世界にも慣れてきていて、「これ、面白いし!」と、ほとんど台詞そのままの言葉がリアルに飛び交っているそうです。

 

映画「青空エール」も「仰げば…」も、もちろん吹奏楽を扱っているんだけど、どちらにも魅力的な「指導者」が描かれている…と思うのだが、もしかしたら一般的にはこれ、「魅力的」じゃなくて「変人」みたいに思われちゃうのだろうか?

 

そもそも、吹奏楽の練習って知らない人がみたら異常に思えるようなところが一杯あるよね…

 

次号ではその辺をふくめ、しっかり記事にするからお楽しみに!

 

そしてさらに、追伸ぽく書くと、10月公開の映画「クハナ」、相当面白いです。痛快無比。本誌的には語りたいこと、いっぱいあるし。

 

楽しみにするといいし。

 

 

 

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