どえらいカルテット始まる

Tokyo Four-Seam Slider登場

 

 

最初その名前を聞いた時、聴き取れなくて何回も聞き返してしまいました。

 

神奈川フィルの長谷川博亮さん率いるトロンボーン四重奏団「Tokyo Four-Seam Slider」

 

トーキョー・フォーシーム・スライダーと読みます。シームというのは「縫い目」ということ。

「4つの縫い目」という意味と野球のスライダー、トロンボーンのスライドをひっかけたというのがその由来。

 

 

変化球のように変幻自在に音楽と色彩を操ることが出来れば…という願いをこめて命名されたそうです(プログラムより)。

 

 

メンバーは左から長谷川博亮佐藤洋樹伊藤敬二西田幹の四氏。リンク先は、フリーの伊藤サン以外はそれぞれの所属楽団です。

 

フォーシーム・スライダーなんて書くと、野球の魔球みたいですね。

 

念のため説明しておくと野球では「ツーシーム」っていう、ボールの縫い目(シーム)に二本の指をひっかけて独特の回転をさせる投げ方があるんです。しかも「スライダー」がついてくる。どんなスライダーやねん!と思ったアナタは私と同じ思考回路。気をつけましょう。

 

話題がずれた。

 

2月4日に開催された彼らのデビューコンサート(東京・新大久保「スペースDo」にて)には、前の取材があったのでちょっと遅れてしまったのだけれど、扉を開けた瞬間心が蕩けた。

 

そのサウンドが実にふくよかで、ホール中に豊かな倍音が溢れていたのです。

 

伝説のレニングラードフィル(現サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団)のトロンボーンセクションに心酔する長谷川さんの選曲で、本当にやさしく力強いトロンボーンの響きが堪能出来ました。

 

ベッケスローカーなどに先立つ時代、ベルリンフィルやレニングラードなどの超一流オケのトロンボーンセクションのLP(CDはまだなかったのです)は、それぞれ個性的な音色で日本のプロアマ奏者たちの尊敬のマトとなっていました。

 

なかでも長谷川さんが心酔するレニングラードフィルのトロンボーン四重奏団の演奏を収録したLPはCD化もされていない幻の一枚。

 

この日はそれらのアルバムの中から下記の楽曲が紹介されました。

 

イントラーダ(J.ペーツェル/編・長谷川)

ソナチネ(J.G.ライヒャ/編・長谷川)

フーガニ短調(J.S.バッハ/編・長谷川)

カルテット・フォー・トロンボーンズ(L.バセット)

バッハの技法で(J.M.デュファイエ)

ロマンス(G.S.ヴィリドフ/編・西田)

4本のトロンボーンのための組曲(K.セロツキ)

パリ風の組曲〜カルチェラタン/ブーローニュの森にて/ムーランルージュ

 

ジパングティンツトワイライトや…いまあげたのはHPをもっている団体のみだけど、思いつくままにあげていけばどんどん素晴らしいトロンボーン四重奏団の名前が言えちゃう素敵な時代になったけど、そこにまたまた素晴らしいチームが誕生。

 

ひとりひとりの音色の素晴らしさに心酔しちゃいます。特に、佐藤洋樹さんの幅広い表現力にあらためて感動!ソロアルバム、期待したいところです。

 

今回聞き逃した方は、次回ぜひ!

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